2015年2月2日月曜日

北鳴中2年生195名が立志のつどいで決意を表明

去る1月30日(金)午後3時から、北鳴中学校3階多目的ホールにおいて、平成26年度立志のつどいが開催され、2年生195名が一人前の大人として将来の目標と目標に向かって邁進することを誓い合いました。
主催は通学区である小坂・千坂地区公民館、各少年連盟、青少年健全育成協議会。
毎年交互に当番館となって準備等を行い、今年は千坂地区公民館等がお世話をすることになりました。
昨年より約30名も多い195名が集いました。
次第
千坂少連北側美恵子会長が開会のことばを述べ、続いて千坂公民館長があいさつを行いました。

千坂公民館長のあいさつ
         立志のつどい あいさつ
 本日ここに立志のつどいを執り行うにあたり、主催者として皆さんにご挨拶を述べさせていただきます。
 この立志のつどいは、日本で古くから行われていた元服の儀式にちなんで、十五歳になった時に一人前の大人になったことをお祝いすると共に、一人の人として志を立て、人生の指針と強い意志を表明し、前向きに自己の将来を設計しようとする力を培う行事です。
 「今日の夢」が「明日の現実」になると信じます。私たちの夢を「明日の現実」に変えましょうと云った人があります。その人は昨年、ノーベル平和賞を受賞しました。皆さんと二歳年上の少女の言葉です。皆さんはもうお分かりと思いますが、パキスタンのマララ・ユズフサイさんですね。
 何千の書物を読み、私は知識で力をつけます。ペンと本はテロリズムに打ち勝つ武器ですとも云われました。
 生命の危険を顧ず、少女の教育権と教育の大切さを主張する人権活動家なのです。
 このノーベル賞授賞式に三人の日本人も受賞されました。人類に大きな貢献を果たす青色発光ダイオードを発明した功績によるものでした。
 将来を担う若者へのメッセージとして、名古屋大学の天野浩教授は「人類に貢献するため努力と挑戦を」と、また、カリフォルニア大学の中村修二教授は、「全く新しいことや、普通ではないことに取り組んで」と述べられました。
 今日の立志の集いの場をお借りして三人の言葉をご紹介しました。これを糧として人生の目標をしっかりと築かれることを期待してお祝いの言葉とします。本日はまことにおめでとうございます。

   平成二十七年一月三十日 
         金沢市千坂公民館 館長 中屋保雄

 続いて北鳴中学校山田辰也校長から励ましのことばがあり、小坂公民館出坂一成館長から記念品が千坂少連代表の茶谷梨翔さんに贈呈されました。
このあと記念講話が行われ、星稜大学3年生の中国からの留学生王エイエイさん、同白雪さん、ロシアからのリハリスカヤ アンナさんから、日本と中国の文化の違い、日本での留学経験等について流暢な日本語で講演されました。それもその筈、前週開催された留学生による日本語の弁論大会で優秀な成績をあげた方の3人だからなのです。
3人の留学生による講演後の質問タイム
秋葉原、アニメ、金沢等についての印象を求める質問
留学生に対する関心が高く、質問者が続出しました。
この後、小坂少連代表の植山莉奈さんがお礼のことばを述べられました。
植山莉奈さんのお礼のことば
 
最後に小坂少連林寛委員長から閉会のことばがあり、立志のつどいが終了しました。
この後、留学生、北鳴中先生方、各公民館長、町連会長等の皆さんで茶話会が行われました。
茶話会は30分と短いじ時間でしたが、流暢な日本語はどのようにして覚えるのか質問がありました。それは「熱意」だと説かれました。なるほど・・・・・。
茶話会の模様
毎年留学生による講話を星稜大学に依頼していますが、毎回生徒たちの関心が高く非常に素晴らしい伝統であると思う次第です。