2014年6月20日金曜日

H26年度金沢市青少年健全育成協議会総会が開催さる

昨日(6月19日)午後7時から、金沢市教育プラザ富樫において平成26年度金沢市青少年健全育成協議会総会が開催されました。
出席者は金沢市内61協議会のうち35名の代表が参加しました。
総会は会長あいさつ、来賓あいさつに続いて議長選出が行われ、西南部協議会会長中橋氏が議長に就任して議事が進められました。
平成25年度事業報告、決算報告、役員の一部改選、平成26年度事業計画、予算について提案があり質疑応答が行われました。

■質疑応答の概要
質問1.補助金について、1/3の補助があるが、2/3の活動費の出所がどこにもない。これでは活動ができるわけがない。

質問2.非行防止キャンペーンについて、金沢駅と武蔵で実施するとしているが、金沢駅はほとんど市外の人に配ることになる。どうして香林坊でできないのか。
・平日4時としているが、夕方あるいは日曜日にできないか。

質問3.昨年キャンペーンに参加したが、約半数の通行人から受け取り拒否された。これは協議会に対する市民の認知度が低いと考えられるほか、着用するチョッキの色がどぎついため恐怖心があるのではないか。

質問4.補助金に対する質問があったが、これに関連した質問をしたい。
・2,3年前から補助金交付対象外となった事業が多くなった。例えば世代間グラウンドゴルフ大会が不交付処分となった。青少年健全育成とは非行防止だけなのか。健全な精神は健全な身体に宿るといわれており、スポーツ除外は納得できない。市は対象となる活動のマニュアルを作成すべきではないか。
・城北ブロックでは活動意欲が喪失し活動そのものを取りやめたところが多い。

質問5.私の協議会(城北ブロック)の場合、3万円の補助金を交付してもらうには10万円の領収書が必要とされているため、一切補助金の申請は取りやめた。

質問6.発足当初に遡れば、市から活動内容が示された経緯がある。補助金が出せないとなれば協議会の存続は必要がない。

市当局の回答
・活動費の補助金以外の費用は町連、公民館等の協力をお願いしたい。
・金沢駅と武蔵の配付場所は、此花会館駐車場が利用できること、どちらも徒歩で行けること等を考慮して定めた。
・補助金対象の事業については、年度当初に担当者に説明している。
・チョッキについては「目立つ色」にしているが、色の変更については費用面で対応が困難である。
・キャンペーン実施日、実施時間については、生徒の下校時間に鑑みそのようにしている。
・配付場所を香林坊とする場合、市役所駐車場利用について管轄部局に料金等の扱いに便宜が図れるか打診してみたい。
・2年前から補助金について財政当局から見直しの指導があった(スポーツ関係が除外された)。

以上のとおり市当局に強い不満を示す意見が述べられた後、議事について一括承認となりました。

以上で総会が閉会となり、引き続き「学校における生徒指導と様々な連携の在り方について」をテーマにした市教委生徒支援室長村上賢正氏の講演がありました。

村上室長の講演
講演は村上室長が初任された年代以降の生徒をとりまく社会的環境の変化について述べられました。

以上、平成26年度金沢市青少年健全育成協議会総会の模様について記しました。
出席者としては、市当局の事業に対する取り扱いに納得できない総会でした。