2013年7月21日日曜日

千坂校下防災訓練に5,600人以上(一次避難訓練を含む)が参加!

本日(7月21日)、千坂校下自主防災会主催の防災訓練が実施されました。
防災意識の浸透により住民の防災訓練に対する参加意識が高まり、各町会自主防災会が実施した「まちなか訓練」では23町会合計で5,600人余が避難訓練に参加しました。
特に学校当局の計らいで当日は登校日に指定されたので、殆どの小学生と保護者がまちなか訓練に加わったことにより、過去最大の参加者数となりました。
7月22日北國新聞記事(追加)
最終集計表(7月22日作成版)

校下自主防災会では、訓練開始時刻までに諸準備を整えるため、午前7時、役員全員が千坂公民館に集合し、本部設営に要する機材準備運搬、防災倉庫の全収容物品を帳票と照合確認作業に入りました。
対策本部設営
対策本部役割分担表
参加者数割り当て表
今回は1500食の炊き出し食糧供給訓練を実施するため、校下婦人会長が指揮を執り、各町会からスタッフ30名、女性防火クラブ15名が午前7時から、千坂小学校調理室に集合して一斉に炊き出し訓練が開始されました。
先ずはお湯沸しから
お湯を注ぐ
事前レクチャーが行き届いて整然と作業は進められた
 午前9時までにはパック詰めが完了。こののち、本部からの指示により各町会ごと、小学校クラスごとに段ボール箱に仕訳けされ、小学校は各クラスから代表者が受け取り、町会分は本部に運搬されました。
防災訓練開始前に役員に訓示する西田自主防災会会長
午前8時30分、町連ブログで地震発生、避難訓練開始情報を発信
今回は、災害発生に伴う電話回線不通を想定して、インターネット通信手段を導入して試行することにしました。
この情報を受け、各町会による避難訓練が開始されました。
避難・災害情報集計表を町連ブログに投稿したデータを本部で確認
避難・災害情報集計表のブログ投稿は23町会のうち4町会にとどまりましたが、今後ブログ委員の投稿技術向上を図り、全町会がブログ投稿をできるように検討する必要があります。
続々と二次避難防災訓練会場に集合中
定刻9時30分西田本部長の訓練開始のあいさつ
◆西田訓練本部長の挨拶要旨

災害が発生した初動期において、「自助」「共助」「公助」の考え方のもと、自分の命は自分で守る。次に自らが救援者になって命を救う。災害時困難な状況下において、臨機応変に対応できる救援力を身につけていただきたい。
千坂校下の防災訓練は、災害時における救援能力を養っていただく機会としてとらえていただきたく、できるだけ多くの住民の皆様に参加を頂いています。

二次避難訓練全参加者(約400名)
西田本部長のあいさつが終わり、高崎防災士から防災訓練要領等について説明あり、中屋副会長から避難・災害情報集計結果の報告が行われました。
この後、英(あなた)防災士が防災訓練開始を宣告しました。
以上でセレモニーが終わり、各種防災訓練会場に分散しました。
今回、自主防災会は被災時の連絡体制を円滑に行うため、5台の無線機を購入して、本訓練に試用することにしたところ、予想以上に効果があることが認められました。
訓練参加割り当て表
体育館では避難所間仕切り組み立て訓練を実施
小学校では防災士による防災講演が実施された
はしご車体験
起震車体験
はしご車・起震車体験の順番を待つ小学生
消火訓練
バケツリレー訓練
煙中体験
木下防災士による防災についての学習
真剣に話を聞く参加者
炊き出しおこわパック詰めを各町会ごとに仕訳け
1500食を準備した食糧が、二次避難防災訓練に参加した総数が1,538人の多きに登ったため、全員に配付できないという嬉しい事態となりました。
金沢駅西消防署森本出張所長(代理)から講評
所定時刻どおり順調にスケジュールが流れ、最後に駅西消防署森本出張所長(代理)から講評が行われ、有意義な防災訓練であったと高評価をいただきました。
かくして、千坂校下各種諸団体が力を合わせて過去最大規模の防災訓練を終えることができました。防災訓練に参加した小学生にとって、明日の千坂校下の地域力を担ってくれるに違いありません。
千坂小学校教職員の皆様、育友会の皆様、ご協力いただきましてありがとうございました。
各町会長の皆様のご尽力に感謝いたします。
 千坂校下自主防災会は本防災訓練を省みて、さらなる防災力強化を図ってまいります。今後とも皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げ、本防災訓練の報告といたします。
 

               千坂校下自主防災会      会長  西田 稔
               千坂公民館長(自主防災会副会長) 中屋保雄