2014年7月10日木曜日

第64回”社会を明るくする運動”公開ケース研究会が開催さる

昨日(7月9日)午後6時30分から県立武道館において、第64回”社会を明るくする運動”金沢市実行委員会金沢保護区保護司会(北分区担当)主催の公開ケース研究会が開催されました。
出席者は浅野川以北各地域の保護司、防犯委員会、小中学校長、公民館長、更生保護女性会、婦人会長、民協会長からなる84名の皆さん、保護観察所関係者の皆さんでした。
1グループ12名がA~Gの各テーブルに配席された
この会は金沢市を数ブロックにわけて各ブロック持ち回りで開催されており、今回「北分区」が担当となりました。
私たち千坂校下関係者はGグループのテーブルに着席しました。
◆グループ構成
二木保護司・岩田保護司・森下防犯委員・蓑輪民協会長・木下防災士・橋爪更生保護女性会員・赤田更生保護女性会員・麦田婦人会長・坂根千坂小校長・中屋公民館長の10名でした。
各関係者のあいさつの後、公開ケースの研究テーマとディスカッションの要領説明が行なわれました。
テーマと開催趣旨
各テーブルごとに・進行係・記録係・発表者を決めるよう指示があり、Gテーブルは二木進行係、麦田記録係、森下発表者がそれぞれ選任となりました。
ある少年を通してとするテーマについて、ステップ1,2,3の場面でどう行動するか討論することになりました。





ステップごとに意見が百出しました。それを5分間でどのように発表するかが難しいところとなりました。
皆さんもステップごとに考えてみてください。
Gグループ森下氏の発表
地域の人が積極的に声を掛ける、学校に即通報がベストと結論付けされました。
最後に金沢保護観察所長から講評がありました。
金沢の人口と同規模の他都市と比較した場合、非行者数は最下位であると述べられました。
講評
  

保護司組織(保護司会,保護司会連合会)


 保護司は,それぞれに配属された保護区において保護司会に加入し,研修,犯罪予防活動,関係機関との連絡調整,広報活動などの組織的な活動を行っています。
 また,各保護観察所及び地方更生保護委員会に対応して保護司会連合会及び地方保護司連盟があり,さらに,全国団体として更生保護法人全国保護司連盟が組織されています。
保護司は,犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。保護司法に基づき,法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが,給与は支給されません。 保護司は,民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性をいかし,保護観察官と協働して保護観察に当たるほか,犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき,スムーズに社会生活を営めるよう,釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行っています。 このような保護司は,全国に約4万8,000人います。

千坂校下には二人の保護司がおられ、非行防止にご尽力をしていただいているほか、千坂校下更生保護女性会会員30数名が保護司と一体となって犯罪予防活動を行っておられます。
 
しかしながら、非行防止は地域ぐるみで取り組む必要があります。
そんな意識改革となった公開ケース研究会でした。